熊谷家住宅
Kumaya



国指定重要文化財 (昭和49年5月21日指定)
山口県萩市今魚店町47-1
建築年代/明和5年(1768)
用途区分/商家(藩御用商人)
指定範囲/主屋・離れ座敷・本蔵・宝蔵
公開状況/公開

長州藩の本拠地・萩城下の商人町であった今魚店町に、約2千坪もの広大な敷地を有する豪商家の邸宅である。商家の屋敷としては別邸ならばいざ知らず、本宅でこの広さは格別なものである。江戸中期に酒造業を営む本家から分家した当家の事業は、金融・捕鯨・塩田開発など多岐に渡り、家格も藩の御用達として御目見得、扶持給米、大年寄格、苗字帯刀を許されるまでに成る。屋敷には主屋を筆頭に、離れ座敷や十棟の土蔵が残.るが、何れも家格に相応しく丁寧な仕事振りの建物である。国内における近世商家建築を代表する存在と云っても過言ではないだろう。
 


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