久保田家住宅
Kubota



 
萩市指定有形文化財 (平成15年6月27日指定)
山口県萩市呉服町1丁目31番地5
建築年代/江戸時代末・明治16年改造
用途区分/商家(呉服商・酒造業)
指定範囲/主屋・離れ・土蔵・表門
公開状況/公開

城下町・萩を代表する商家・菊屋家住宅(国重文)の道路を挟んだ対面に所在する商家建築である。現在においても結構な規模を誇る屋敷であるが、酒造業を営んでいた明治中期には更に数棟の土蔵が建ち並んでいたという。主屋は江戸末期の建築と推定されており、自分が今どこに居るのか判らなくなる程に複雑な間取りである。当家の祖となる人物は江戸後期に近江国から萩にやってきたとのことであるが、短期間のうちに、この場所にこれほどの屋敷を構えられ得たとは、余程の商才である。


 

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