嘉村礒多生家
Kamura Isota



 
無指定・公開
山口県山口市仁保上郷2397-1
建築年代/明治初期頃
用途区分/地主
残存建物/主屋・土蔵・中門・石垣
公開状況/公開 (古民家宿泊体験施設「帰郷庵」としても活用されている)

昭和初期の文壇において、自らの憂苦の生活を描き、罪業の深さを告白した「業苦」、その生涯を語った「途上」などの作品を発表し、私小説家として知られた嘉村礒多の生家である。彼は昭和8年に35歳という短過ぎる生涯を閉じることになったが、僅か6年足らずの作家生活ではありながらも、近代文学史上に確かな位置を得たと云われている。
山口市街から国道9号線を津和野方面に向かって北上する途中、僅かばかり郊外に出たところで国道376号線が防府方面に向かって枝分かれするが、その辺り一帯が仁保郷である。仁保郷は上中下の三郷に分かれ、当住宅が所在する上郷地区は、殆ど山間部に差し掛かる最奥の地となる。





 

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