福元家住宅
Fukumoto



無指定・公開
山口県周防大島町西屋代2144
建築年代/昭和3年(1928)
用途区分/実業家(米国移民し貿易業で成功)
公開状況/公開 【日本ハワイ移民資料館】

瀬戸内海の西端に浮かぶ防予諸島の大島に所在する近代和風建築である。耕地の乏しい大島では江戸中期から大工・石工等として他藩へ出稼ぎする習慣があり、明治期に入るとハワイ政府から砂糖産業に従事する労働者供出の依頼が日本政府になされ、これに応じて官約移民を多数輩出した歴史がある。当住宅は現在、その歴史を顕彰する施設として活用されているが、そもそもは明治31年に16歳で米国カリフォルニアに渡り、貿易で財を成した福元長右衛門氏が大正13年に故郷に錦を飾る形で帰国し、建てた屋敷である。
 



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