太田家住宅
Oota



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国指定重要文化財 (平成3年5月31日指定)
広島県指定史跡 (昭和15年2月23日指定)
広島県福山市鞆浦鞆842
建築年代/江戸時代(18世紀中期)
用途区分/商家(保命酒醸造業)
指定範囲/主屋・炊事場・西蔵・釜屋・南保命酒蔵・北保命酒蔵・東保命酒蔵・北土蔵・新蔵・土地
公開状況/公開

福山市の南部に位置する鞆の浦は風光明媚な湊町として著名である。現在でも雁木と呼ばれる船着き場の石段が残り、江戸時代の風情をそのままに伝えている。当住宅は湊の西沿岸に所在し、町の中核を成した商家で、鞆の名産・保名酒を独占的に製造販売した中村家の家屋であった。本通りから船着き場に抜ける路地に面して本瓦葺の主屋を構え、四方を道路に囲まれた屋敷地には多くの酒造蔵が中庭を取り囲むかのように建ち並んでいる。ちなみに当家は維新前夜の七卿落遺蹟にも指定されている。