竹久家住宅
Takehisa



 
無指定・公開
岡山県瀬戸内市邑久町本庄1992
建築年代/明治初期以前(250年前との解説)
用途区分/農業・酒販売業
残存建物/主屋・納屋・離れ・土塀
公開状況/公開 【夢二郷土美術館】

なよなよとした柳腰に憂いを帯びた表情の独特な美人画を描き、大正浪漫を代表する画家・詩人として知られる竹久夢二の生家である。明治17年に当住宅で生まれた彼は神戸中学校に入学するまでの16年間をここで過ごした。住宅は県東部を横断する岡山ブルーラインを邑久ICで降りてすぐの場所に在り、干拓地が眼前に広がる小高い丘陵に営まれる典型的な中流農家屋敷である。当住宅で過ごした日々が彼の人間形成にどれ程の影響を与えたかは知れないが、住宅は大正浪漫とは何ら縁の無い建前である。
 



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