高草家住宅
Takakusa



 
国指定重要文化財 (昭和44年6月20日指定)
岡山県小田郡矢掛町矢掛1981
建築年代/天保4年(1833)
用途区分/商家(脇本陣・大庄屋)
指定範囲/主屋・表屋・表門・蔵座敷・内倉・大倉・中倉・米倉・門倉
公開状況/公開
古い町並を今に残す矢掛にあって、町の東西を貫く本通りに南面して屋敷を構えている。「大高草」と称される屈指の大商家で庄屋職や脇本陣を務めた。岡山県の町家は、全体のバランスが非常によく、本瓦葺の重厚感もあり、非常に豊かさを感じさせてくれる。個人的には日本一だと思う。裏手は屋敷地を囲むように蔵が立ち並ぶが、どれもが海鼠壁の上質のモノで往時の財力を物語るとともに、圧倒的な存在感を醸し出している。主屋の脇にある御成門は、近在の陣屋から移築してきたもので、屋敷構えに似つかわしくない程の規模の大きさのものであるとともに異質な雰囲気を漂わせている。主屋も、かなり規模の大きなものではあるが、やはり陣屋と民家では根本的に異なるものがあるのだろう。




 

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