片山家住宅
Katayama



 
無指定・公開
岡山県高梁市成羽町吹屋699
建築年代/明治12年(1879)
用途区分/商家(弁柄窯元支配人・戸長)
残存建物/主屋・味噌蔵・米蔵
公開状況/公開 【吹屋ふるさと村郷土館】

重伝建地区に選定される吹屋町の中心部に建つ商家建築である。「郷土館」の名称で早くから内部公開されている施設で、当家は道を挟んで対面にある国重文の片山家住宅(本片山)の分家筋に当たる。住宅は明治初期に弁柄窯元であった本家の総支配人を務めた片山嘉吉氏が分家にあたり本家から材木の支給を受け、石州宮大工の手により建てられたとのことである。柱や根太に栗材、縁敷居には桜材など腐蝕に強い木材を多用するのは多湿な山間部の知恵であろうが、やや硬質な印象となっている。





 

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