埴原家住宅
Haibara



高梁市指定文化財 (平成15年7月25日指定)
岡山県高梁市石火矢町27
建築年代/江戸中期
用途区分/武家(120〜150石・番頭役・近習役)
指定範囲/主屋
公開状況/公開
標高420mの臥牛山頂に天守閣を戴く備中松山城の城下に所在する武家屋敷である。当家は江戸中期の延享元年(1744)に伊勢国亀山から当地に国替となった藩主・板倉家に仕えた上士の家柄で120〜150石の食禄に近習役や番頭役を務めたという。住宅は桟瓦葺平屋建で、入母屋屋根の破風を箕甲葺としたり、式台玄関の虹梁上に雲と梅鉢紋をあしらった蟇股を置くなど寺院建築的な手法が用いられ、石高に比して上質な造りとなっている。これは藩主・板倉勝政の生母の実家である故と推察されている。
 



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