安田家住宅 |
永井博士は明治41年2月3日に松江市苧町に生まれ、翌年の42年には父・寛が飯石郡飯石村の開業医として招かれたことから移住。小学校を卒業するまでの十数年をこの家で過ごした。 博士はその後、松江中学、松江高校、長﨑医科大学に進学したため当地を離れた。放射線医学の研究により白血病を患い、また長崎原爆にも被爆しながらも、自分の命を顧みず、負傷者救護や長﨑復興のため医師としての使命を貫いた人物で、当地には博士の偉業を顕彰するための記念館が設置されている。昭和26年5月1日死去。43歳の短い生涯であった。 |