塩見家住宅




 
松江市指定文化財 (昭和28年8月31日指定)
島根県松江市北堀町塩見縄手305
建築年代/
用途区分/武家
指定範囲/主屋・長屋門
公開状況/公開 (松江の武家屋敷)
松江市街の中心に鬱蒼とした森に囲まれて鎮座する松江城は松平家186000石の居城であることは今更云うまでもない。山陰地方の城郭建築の中では唯一天守閣を残し、在りし日の威容を今に伝えてくれる貴重な存在である。
その松江城の北方に内堀を取り囲むように堀の際を巡る通りがある。塩見縄手である。今も武家屋敷が建ち並ぶ一画がある。
堀端に植えられた松並木と武家屋敷街の下見板張りを張った練塀が続く様子は、往時の風情を止める美しい通りである。
幕末の当主・塩見小兵衛は中老職を経て最後には家老格1000石にまで累進した人物。彼の活躍を賞して、門前の通りは塩見縄手と呼ばれるようになった。



 

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