石橋家住宅
Ishibashi



 
登録有形文化財 (平成22年4月28日登録)
島根県出雲市平田町字新町834
建築年代/江戸時代(1750年頃)
用途区分/商家
登録範囲/主屋・向座敷・茶室
公開状況/公開

既に失われて久しい状況にあるが、幕末から明治中頃までの間、棉柞は出雲地方にとって米麦に次ぐ重要農産物であった。綿は織物に加工され「雲州木綿」として取引され、斐伊川が宍道湖に注ぎ込む河口部に形成された在郷町・平田市場が、その集散地として大いに繁盛したという。今でも平田町の新町、片原地区には当地方独特の切妻屋根の壁面に海鼠壁をあしらった妻入商家群が軒を連ねており、当住宅はその中にあって最古の建物とされるものである。座敷前の出雲流庭園が素晴らしい。




 

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