鳥飼家住宅 Torikai |
鳥取県指定文化財 (昭和49年3月29日指定) 鳥取県倉吉市関金町関金宿1570-3 (移築) 旧所在地・鳥取県東伯郡関金町大鳥居 建築年代/江戸中期 用途区分/庄屋 指定範囲/主屋 公開状況/公開(但し内部は要連絡) 名峰・大山の東麓に在る関金温泉郷の入口に移築されている旧庄屋住宅である。そもそもは現在地から少し北方の大鳥居集落に所在していたもので、移築は主屋のみであるが、当初屋敷では長屋門形式の表門や隠居屋付属裏門、米蔵や味噌蔵等の土蔵が建ち並んでいたことが家相図から判る。また内部は下手半分が土間に割かれ、大戸口脇の厩は牛を3頭分飼育できる規模で相応の上層農家であったことが窺える。指定当初は江戸初期の建築と推定されたが、解体調査により少し時代が下ることが明らかとなった。 当初は江戸初期の建物と推測されていたが、現在では江戸中期頃の建築であろうとされている。当初の屋敷地には道路の拡幅等により屋敷地が縮小されていたが、幸いに屋敷絵図が残されており、それによると広大な屋敷地に幾つもの附属建屋が描かれており、相応の階層の家柄であったと推測される。 |