有隣荘 (西尾家住宅)
Nishio



 
登録有形文化財 (平成25年3月29日登録)
鳥取県鳥取市国安895-5
建築年代/大正12年(1923)
用途区分/主屋・長屋門・離れ・二番蔵・三番蔵・四番蔵・土塀・仕切門及び塀・石垣
公開状況/料亭として営業中
池泉回遊式の庭園も備えた大規模邸宅。
現在、料亭として使用されているが、そもそもは因幡屈指の大庄屋・西尾家の邸宅。代々、勘兵衛を襲名した西尾家の祖先は稲常城主西尾伯耆守であったという。西尾家の邸宅は国道53号線と千代川の間の小田集落にあったが、大正7年の大水害で集落ごとが移転した。当家は5年がかりの造営であったが、国安村120戸の移転が完了したのも大正14年のこと。
昭和36年に鳥取経済界の大立者で貴族院議員を務めた米原章三家に屋敷は譲渡され、そのまま彼が創設した日ノ丸総本社によって現在所有されている。
有隣荘は論語の「子曰く、徳は孤ならず、必ず隣あり」に因んだもの。




 

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