行徳苑
Gyoutokuen



 
無指定・公開
鳥取県鳥取市行徳3-327
建築年代/明治42年
用途区分/官舎(鳥取刑務所長官舎)
残存建物/主屋
公開状況/公民館的に使用
鳥取市西郊の千代川に架かる千代橋を渡った旧大正村(現・鳥取市古海)には、嘗て鳥取刑務所が在り、橋の手前の行徳地区には看守達の官舎が建ち並んでいたらしいが、刑務所が昭和53年に南郊の下味野に移転したため、現在ではすっかり様子も変わり、現在残っているのは刑務所トップの長官官舎である当住宅のみとなっている。当建物はその役柄故か、決して華美なものではないが、簡素ながらも書院座敷を備えた相応の造作となっている。周辺は嘗て千代川の氾濫原に当たる低湿地であるため、床を高くし床下の換気性にも配慮した造りが特徴的である。



 

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