後藤家住宅
Gotou



 
国指定重要文化財 (昭和49年2月5日指定)
鳥取県米子市内町72
建築年代/江戸時代(18世紀前半)
用途区分/商家(廻船問屋)
指定範囲/主屋・一番蔵
公開状況/非公開
米子市内を横断する加茂川の南岸に所在する旧廻船問屋の邸宅である。現在、屋敷と川は道路により隔てられているが、嘗ては接していたらしく、当家は数隻の大船を所有し、米子平野で産する藩米の輸送に従事していたことが記録されている。米子は鳥取藩池田家の筆頭家老・荒尾家が町場としては珍しく藩の直接支配ではなく「自分手」により治められた土地で、良港に恵まれた故か商業の町として鳥取よりも発達した観がある。当住宅は建築が17世紀にまで遡る可能性のあるかなり古い町家であるが、後世の町家と比べて艶やかさには欠けるが重厚感に溢れる建前は燻銀である。




 

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