吉川家住宅



 
大阪府指定文化財 (昭和47年3月31日指定)
大阪府狭山市半田5-168-1
建築年代/江戸時代初期
用途区分/農家(庄屋)
指定範囲/主屋
公開状況/非公開
大阪中南部の狭山郷に所在する惣代惣司、いわゆる大庄屋役の邸宅である。当家が所在する半田地区は上層の農家に限って妻入形式を取ることで知られており、一般に「半田の妻入」と称されている。その理由として当地の江戸期の支配関係が幕府領や旗本領に変遷する中で、妻入という古く伝統的な形式を残すことで中世以来の在方勢力を継承し続けていることを内外に知らしめる必要があったためと云われている。今ではそのような意味合いも忘れ去られているが、並の民家でないことだけは一目で判る。


 

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