山本家住宅
Yamamoto



 
国指定重要文化財 (昭和44年6月20日指定)
大阪府河内長野市小深360甲
建築年代/江戸時代(17世紀末)
用途区分/山村農家(庄屋)
指定範囲/主屋
公開状況/非公開
河内長野の中心部から石見川沿いに国道を遡った山間の小深集落に所在する農家建築である。代々庄屋を務め、紀州藩主の鷹狩の際には本陣として利用されたという由緒を持つ当家は、急峻な傾斜地を無理に切り拓いた集落の最も高い位置に屋敷を構える。主屋の規模は決して大きくはないが、屋根は高く、カラスと呼ばれる棟押えが11も並び高い家格を示している。また何より当住宅の価値は近世民家の完成形とされる整形四間取ながら帳台構等の古式を残し、指標的な民家と位置付けられることにある。




 

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