杉山家住宅
Sugiyama



 
国指定重要文化財 (昭和58年12月26日指定)
大阪府富田林市富田林町14-31
建築年代/江戸時代
用途区分/商家(酒造業)
指定範囲/主屋
公開状況/公開
富田林の町は浄土真宗の興正寺別院を中心に永禄年間に拓かれたという寺内町で、当家は町の創設に年寄役として関わった近在4ヶ村の庄屋株内の8家、いわゆる富田林八人衆の筆頭に挙げられる名家であった。江戸期には酒造業を営み、以前には酒造蔵が主屋の背後に建ち並んでいたが、明治中期に廃業して不要となった建物群は順次取り除かれ、現在は主屋と僅かな付属屋を残すばかりである。増築を重ねた主屋内で最も古い土間付近は17世紀中頃の建築と推定され、実に豪快な造作である。



 

一覧のページに戻る