奥家住宅
Oku



 
国指定重要文化財 (昭和44年6月20日指定)
大阪府泉佐野市南中樫井193
建築年代/17世紀初頭
用途区分/農家(庄屋)
指定範囲/主屋・表門・土蔵 (附/塀・土蔵)
公開状況/非公開
泉佐野市域が泉南市側に瘤の様に突き出る紀州街道沿いの樫井集落に所在する旧家である。祖先は南北朝から室町期にかけて吉野熊野の北山にある湯川の庄司であったと伝える家柄で、戦国期には樫井城の将監を務めたという。江戸初期の元和2年、当地に帰農し、主屋の中心部分はこの頃の建物と推測されている。江戸中期頃に茅葺から本瓦葺へ改められ、主屋東側には座敷棟が増築されたりと各所で改造がなされた経緯はあるものの、屋敷南西端の長屋門を潜ったときに眼前に漂う主屋の品の良さは格別なものがある。





 

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