降井家住宅
Furui



 
国指定重要文化財(書院・昭和27年3月29日指定)
大阪府泉南郡熊取町大久保1
建築年代/江戸初期
用途区分/農家(大庄屋)
指定範囲/書院
公開状況/非公開
JR阪和線の熊取駅の東辺に所在する大庄屋屋敷である。当家は中世土豪の系譜を引き、熊取の中家、佐野の藤田、吉田家、貝塚の脇田、岸、要家と共に岸和田藩の大庄屋八人衆として近世に至るまで強大な権力を持ち続けた家柄である。文化財指定は主屋脇に残る江戸初期建築の茅葺平屋建の書院のみであるが、明治初年建築の本瓦葺の主屋も重厚に溢れた素晴らしい建築である。書院は当家が百姓身分となる大庄屋時代ではなく、代官庄屋を務めた士農未分時の建物とされ、故に非常に格式の高い構成となっている。





 

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