長多家住宅
Nagata



 
登録有形文化財 (平成21年1月8日登録)
和歌山県和歌山市井ノ口119-2
建築年代/明治前期
用途区分/農家(庄屋)
登録範囲/主屋・土蔵・土塀・門長屋
公開状況/非公開
国指定重要文化財に指定される旧中筋家住宅から旧熊野古道沿いを少しばかり北へ進むと、田園の只中に桁行23mにも及ぶ長大な長屋門を構えて一際目を引く屋敷構えの農家が見えてくる。全体的に装飾的な要素は抑えられ簡素な造作ではあるが、紀州の青石と称される緑泥片岩を用いた石垣で屋敷地全体を嵩上げする様子は紀州に典型的な屋敷構えである。門内に掲げられた解説板によれば、元々は足利一族の武士であったが、天文2年(1533)に土着して帰農、以後は庄屋職を務めたとのことである。




 

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