濱口家住宅
Hamaguchi



 
和歌山県指定文化財 (平成22年3月16日指定)
和歌山県有田郡広川町広字南市場1292-1
建築年代/宝永4年(1707)
用途区分/商家本宅(醤油醸造業)
指定範囲/本宅・本座敷・三階蔵・土蔵3棟・煉瓦塀4棟
公開状況/非公開
醤油発祥の地・湯浅町の南にある広村は江戸期に幾度も津波に見舞われたことで知られる。津波の到来を予想した庄屋・浜口梧陵が稲田に火を放って村民に避難を促したという逸話は海外の教科書にも掲載される程であるが、その広村には安政期に築かれた堤防が今も残り、その際に建つ当住宅は梧陵と共に堤防を築造したという積善の家である。梧陵家が西濱口を称するのに対し東濱口を名乗った当家は、近世初頭に千葉県銚子で醤油醸造を行い全国持丸長者鑑の上位に名を連ねる程の豪商であった。





 

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