中家住宅
Naka


良県指定文化財 (昭和34年7月23日指定)
奈良県五條市五條1丁目
建築年代/
用途区分/
指定範囲/主屋・客室
公開状況/非公開 

【ふるさとのすまい 日本民家集/日本資料刊行会発行 昭和51年5月31日初版より抜粋・一部改訂】
中家は代々五條の庄屋の家柄で、現在の住宅は火災に遭って、宝永元年(1704)に再築されたものであることが瓦銘文によって知られる。そのため火災に対する用心は周到で、2階に窓を作らず、階下の軒下とも全面に塗上げ、更にその軒下には塗戸を吊る装置がある。前面は一面の格子であったが、中の間の格子戸を外して式台に変えられるように作られている。戸締りは二階を利用して、揚げ戸になっている。庄屋の家だけに客室は立派で直接外から入ることができる。


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