百々家住宅
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登録有形文化財 (平成22年9月10日登録)
滋賀県彦根市鳥居本町1804
建築年代/江戸末期(1830-1867)
用途区分/
登録範囲/主屋
公開状況/蕎麦屋として営業中


【彦根市観光協会作成HP参考】
彦根城下の東方に位置する鳥居本町は中山道の宿場町として発展した在郷町である。寛永年間に宿駅としての機能を上げるために旧鳥居本村に加えて、上矢倉村、西方寺村、百々村の範囲まで拡充された。鳥居本宿の南端に位置する旧百々村は、在地の土豪であった百々氏一族が集落を形成していた場所であったとされています。天保2年(1831)に描かれた鳥居本宿絵図には、当住宅に該当する位置に「太郎右衛門」と記されている。主屋は中山道沿いに西面して建ち、中山道から彦根城下へ分岐する交差点近くに所在している。百々家は佐和山城主であった百々一族の子孫と考えられ、明治時代には村会議員にも選ばれている。

主屋は切妻造桟瓦葺の平入建物で、つし2階の両端には袖卯建を備え、大屋根は漆喰で塗り込めた出桁を張り出す。縦格子の虫籠窓を2箇所開き、白漆喰で塗り込めた大壁造とするが、木部を完全に覆うのではなく、真壁造に漆喰を薄く上塗りする程度の仕上げとなっている。


 

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