正野家住宅
Syouno



登録有形文化財 (平成11年11月18日登録)
滋賀県蒲生郡日野町村井1284
建築年代明治初期
用途区分/薬商
登録範囲/店舗・東蔵
公開状況/公開【日野まちかど感応館】 
江戸時代、日野椀に代わって行商の有力商品となり、日野商人を発展に導く大きなものに合薬があった。その創始者が正野法眼玄三である。玄三は18歳の時、日野椀や茶、布を持ち、行商に出たが、母の病気で帰郷。当時、京都の名医の診察で母の病気を治すことができたことから医師を志し、医師になった後は医業に恵まれない山間辺地の人や日野商人の長旅用の道中薬として感応丸を作った。この合薬を日野商人が持ち歩くうち、効き目が評判となり、地元日野で薬を製造する人も増え、現在も伝統産業として、この町に息づいている。


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