舘家住宅
Tachi



 
亀山市指定文化財 (平成19年指定)
三重県亀山市
建築年代/明治6年(1873)
用途区分/商家(呉服商)
公開状況/公開
旧東海道筋の宿場町、亀山宿の西側、京都寄りの京口門付近に建つ商家建築である。亀山宿は江戸から数えて46番目の宿場町となり、町場は約2.5kmに亘って続き、約2000戸程の家が在ったと記録されているが、伊勢参詣路から外れていたため往来は少なく、江戸後期の段階で本陣や脇本陣は各々1軒ずつしかなく、旅籠も僅かに21軒という有様であったらしい。
当家は屋号は枡屋を称し、幕末から大正にかけて呉服屋を営んでいたとのことである。主屋は出桁造の平入の大型の町家建築で、西側には石垣を組んで地盤を嵩上げしたうえに白漆喰塗の土蔵が妻側を見せて建つ。



 

一覧のページに戻る