松浦家住宅
Matsuura



松阪市指定史跡 (昭和37年11月15日指定)
三重県松阪市小野江町321
建築年代/天保3年(1832)
用途区分/商家
残存範囲/主屋・離れ・土蔵2棟・納屋
公開状況/公開 【松浦武四郎誕生地】
「北海道の名付け親」と称される松浦武四郎の所縁地として史跡指定される建築群である。少し以前までは好奇人として知る人ぞ知る存在であった武四郎は16歳での江戸旅を皮切りに四国巡礼など日本全国を旅して廻り、長﨑遊学時に受けた恩義により僧籍に入ったかと思うと、その後は度重ねて蝦夷地への探検に赴くなど、当時の人としてはかなりの自由人であった。北海道という地名を蝦夷地に名付けることが無ければ、偉人としてではなく、単なる奇人としての評価に甘んじていたかもしれない人物である。武四郎の生家は厳密には史跡指定された屋敷地の裏手付近にあったらしく、現在残る建物群は武四郎の兄である左七が家督を継いだ後に親戚から譲り受けたものである。
 




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