赤井家住宅
Akai



 
登録有形文化財 (平成22年9月10日登録)
三重県伊賀市上野忍町2491-1
建築年代/明治期
用途区分/武家(肝煎目付)
登録範囲/主屋・長屋門・土蔵・土塀・茶室
公開状況/公開

赤井家は、嘗て丹波国黒井(現・兵庫県丹波篠山市)の城主であったが、落魄し京都で蟄居していたところ、藤堂高虎に召し抱えられ伊賀に来住、千石の禄高で足軽大将に任ぜられた。「公室年譜略」
上野城下絵図によると、寛永年間(1624-1644)に赤井悪右衛門が丸の内の西にある鉄砲場に屋敷を構え、また明治初期の絵図では現在地と同じ忍町に赤井餘三郎の名前が記されている。赤井餘三郎の役職は肝煎目付であった。「庁事類編」
所在地である上野忍町は、上野城下町の三筋町南一帯に広がる武家屋敷地で、赤井家住宅は南北に城下町を貫く中之立町通りの西側に位置する。敷地には通りに面して長屋門と土蔵があり、長屋門から北側、長屋門と土蔵の間、土蔵から西側に土塀が建つ。門の正面に主屋があり、主屋の東南、土蔵との間に茶屋が位置する。建物の年代は長屋門が最も古く、江戸時代末期の建築と見られる。他の建物は明治以降、茶室は昭和前期の建築である。【現地案内看板より】

 

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