高橋家住宅
Takahashi



岐阜県指定文化財 (平成2年11月20日指定)
岐阜県揖斐郡久瀬村日坂字南尾佐1238-1
建築年代/文化6年(1809)
用途区分/大庄屋
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

高橋家は、江戸期文化6年(1809)の建築とされ、大垣藩西北山筋大庄屋の住宅であり、藩主・戸田氏の視察の際は、藩主宿泊の本陣を命じられた家屋である。また、幕末の非常時には大垣藩主・第10代戸田氏彬公室大栄院が疎開居住された御殿と称した上段の間も、そのまま残っております。主屋・長屋門・土蔵等、東海地方に類のない格式の高い山村の豪農の暮し振りを余すところなく伝える歴史的にも由緒ある住宅である。【現地案内看板より一部改編】

高橋家は中世末に日坂に来着したと伝えられ、江戸期を通じて大庄屋職を務めた。主屋は東面しており、桁行19.47m、梁間10.95m、妻入茅葺入母屋造で、これに対して桁行14.05m、梁間7.95m、茅葺入母屋造の書院が、棟を直交させて取り付き、角屋形式の建前となっている。正面には式台を備えた銅板葺の入母屋屋根の玄関を構えるが、以前は杮葺であったと伝える。一方、屋敷正面に開かれた長屋門は、桁行23.98m、梁間3.89m、入母屋造、鉄板葺(当初は瓦葺)で、外壁は大壁漆喰塗、腰は簓子下見板張りとなり、与力窓が付く。また主屋背後には土蔵5棟が残り、いずれも瓦葺の置屋根構造となっている。【岐阜県HPより一部改編】



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