西家住宅
Nishi



 
高山市指定文化財 (平成17年1月19日指定/旧高根村指定)
岐阜県高山市高根町野麦355
建築年代/江戸末期
用途区分/宿屋
指定範囲/主屋
公開状況/外観自由・内部不可
当住宅は野麦集落にあり、大正時代まで野麦峠を越えて岡谷などの製糸工場へ働きに出る女工の宿であった。野麦集落を通る野麦峠は、江戸時代、江戸へ通じる官道として長く利用された。明治から大正時代にも長野に至る重要街道として通行があり、糸曳の女工が野麦峠を越える前に、この西家などに宿泊したという。野麦集落には7~8軒の宿があった。
住宅は榑葺石置屋根の妻入で、四方の壁は板壁、玄関を入って右手に馬屋がある。多雪地帯であり、柱が狭い間隔で施され、貫を多く入れて構造を強化している。【高山市史 建造物編(下)より抜粋改編】


 

一覧のページに戻る