岡部家住宅
Okabe



 
石川県指定文化財 (昭和47年1月25日指定)
石川県羽咋郡宝達志水町荻谷ニ42
建築年代/元文元年(1736)
用途区分/十村役
指定範囲/主屋
公開状況/公開

金沢と能登半島の七尾を結ぶ国道159号線の中間に所在する豪農屋敷である。国道から少し東に入った丘陵沿いの荻ノ谷集落の中央に屋敷を構え、背後の山林を含めると約2万坪の広大な敷地に主屋を中心に馬納屋や炭納屋、漬物倉、味噌倉などの建物がゆったりと配されている。鎌倉幕府の御家人であった岡部六弥太を遠祖とし、江戸期には他藩の大庄屋に相当する十村役や加賀藩主巡見時の本陣を務めた由緒をもつ。古い建築年の割に土間が極端に小さいのは武家的建前を意識した故であろうか。

屋敷裏手に三棟の蔵があったが、中蔵は解体撤去。
蔵の裏手に洞窟があり、以前に土取りをしていたが、その上の崖が崩れて木々が蔵に差し掛かった為とのこと。




 

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