中谷家住宅
Nakatani



 
国指定重要文化財 (令和4年9月20日指定)
石川県指定文化財 (昭和61年3月22日指定)
石川県鳳珠郡能登町黒川28字130
建築年代/享保6年(1721)
用途区分/天領庄屋
指定範囲/主屋・離座敷・土蔵・奉公人部屋及び東塀・正面門
公開状況/公開休止中

能登半島先端の比較的拓けた山間に所在する旧庄屋屋敷である。当住宅が所在する旧黒川村は江戸期においては天領で、周辺の加賀藩領と比較して年貢の低かったため、豪壮な屋敷を構えることができたとは先代御当主のお話。約4000坪に及ぶ敷地に桁行13間半、梁間9間の大規模な主屋は大正年間に茅葺から瓦葺に改められてはいるものの堂々たる建前である。また特筆すべきは主屋背後に控える土蔵内部の設えである。柱や根太を黒漆に塗り、板壁や天井板を赤漆で仕上げる様は妖しく美しい。





 

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