旧中村家住宅
Nakamura



 
国指定民俗文化財 (昭和58年4月13日指定)
石川県小松市千木野ヘ107 (吉竹町憩いの森内)
旧所在地・石川県石川郡鳥越村渡津 (現・白山市)
建築年代/江戸末期
用途区分/山村農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開

「白山麓西谷の人生儀礼用具及び民家」として、白山麓に営まれた出産、生育、成人、婚姻、厄年・年祝、葬送・供養、墓制等の儀礼用具1827点と共に指定される民俗学的価値を有する山村農家建築である。現在、小松市郊外の「憩いの森」内に移築されているが、そもそもは白山北西麓の大日川上流部の山間豪雪地帯に所在した。主屋内には寝間の奥に味噌蔵を設けたり、馬屋や寝間の天井裏にアマと称される小部屋を配するなど、厳しい山村での生活に耐え忍ぶための知恵が反映された造作となっている。




 

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