本岡家住宅 Motooka |
登録有形文化財 (平成18年3年月27日登録) 石川県金沢市元町2-7-7 建築年代/明治15年(1882)、明治35年(1902)移築 用途区分/農家(肝入) 登録範囲/主屋・西蔵・東蔵・内門及び築地塀 公開状況/非公開 本岡家は旧金沢城下町の北に接する旧大衆免村に所在する農家建築で、そもそもは金沢市南部の旧富樫村字窪村の勝田家が明治15年(1882)に建築したものを、本岡家が買い取り、明治35年(1902)に現在地へ移築したものである。 表構は梁間6間のアズマダチで出窓が付き、玄関大戸以外の柱間に細い格子が入る。町家の意匠を採り入れた極めて洗練された姿となっている。ちなみに格子は移築に際しての後補と見られる。正面の下屋は柱で支えず、装飾的な力板で支えられている。 屋敷周囲は塀で囲われており、主屋の南側には土蔵が附属している。主屋前面は砂利敷の開放的な空間で、主屋北側には高木を配した庭がある。 |