喜多家住宅
Kita



 
国指定重要文化財 (昭和46年12月28日指定)
石川県羽咋郡宝達志水町北川尻ラ4-1
建築年代/文化・文政年間(1804-1830)頃
用途区分/十村役
指定範囲/主屋・表門・道具倉・味噌倉・敷地
公開状況/公開

能登半島の付け根部東側の千里浜近くに所在する旧十村屋敷である。海成段丘の端部に位置し西側に向けて高台となる8000坪の屋敷地はまるで森の様である。新田源氏の後裔と伝えられる当家は新田開発等で財を成し、江戸後期の享和元年以降から3代に亘って十村役・新田裁許役を務めた。茅葺の長屋門形式の表門を潜ると正面に切妻造の妻入りの主屋が建つ。正面の式台・大戸口など4つの入口は身分に応じて使い分けされるが、室内においても同様で部屋ごとに格式が細分化されている。


 

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