上時国家住宅
Kamitokikuni



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国指定重要文化財 (平成15年12月25日指定)
石川県輪島市町野町南時国13-4
建築年代/安政4年(1857)
用途区分/天領大庄屋
指定範囲/主屋・米蔵・納屋
公開状況/公開

朝市で有名な輪島の北東、曽々木海岸に流れ込む町野川右岸の高台に建つ旧幕府領の大庄屋屋敷である。中世末から農業や製塩業、海運業により財を成したという当家は江戸初期の寛永年間に二家に分立し、町野川上流に在った当家を上時国、下流の隠居家は下時国を称した。大規模な主屋は桁行14間、梁間10間、完成までに28年の歳月を要したという。、唐破風屋根を備えた式台玄関や座敷の黒漆縁の折上格天井は民家建築としては破格の造作で、恐らく加賀藩領であれば許されなかったに違いない。





 

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