百萬家住宅
Hyakuman



無指定・公開
石川県鳳珠郡能登町字宇出津イ112-1 

現在は宇出津港を見下ろす遠島山公園内に移築され、郷土館の名称で江戸末期から昭和初期までの農機具や民俗資料を展示する施設として活用されている住宅建築である。江戸末期の文政年間(1825年前後)に建造されたものと言い伝えられており、木造茅葺3階建、間口23m、奥行16.5m、棟高17mを誇る大建築である。使用された主材は欅で、その大きさには驚かされる。金物は一切使用されておらず、丸太と縄だけの合掌屋根で延面積は212坪にも至る堂々とした建物である。3階の屋根裏部屋は養蚕のために使用された。



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