渡辺家住宅
Watanabe



国指定重要文化財 (昭和29年3月20日指定)
新潟県岩船郡関川村下関904
建築年代/天明8年(1788)
用途区分/商家(廻船業・造酒業・金融業・大庄屋)
指定範囲/主屋・味噌蔵・金蔵・米蔵・宝蔵・新土蔵・裏土蔵
公開状況/公開
新潟と米沢を結ぶ米沢街道の宿場町・下関に所在する豪商の居宅である。古くから全国的に知られた商家建築で日本を代表する民家の1つと云っても過言ではない。当家はそもそも村上藩松平家の家臣として郡奉行を勤めたが、主家の転封により致仕し、当地に移り住んだという。その後、廻船業、酒造業、新田開発により財を成し、幕末には米沢藩への献金等により持高400石の郷士待遇を受けるとともに大庄屋職を務めた。2800坪弱の広大な屋敷地に木端葺の屋根に巨大な撞木造の主屋を構える。



渡辺家は、延宝4年(1676)に弥兵衛の酒株を買って酒造を始め、1750年頃から身代を大きくしたと云われる。天明7年1月7日、正月の松飾を焼く日に旧宅は焼失し、その翌年天明8年(1788)に再建している。「関の三左衛門さん」と称された。屋号の桂屋は、関移住前は北方2里程の桂という集落に住んでいたからである。



【参考文献】民家は生きてきた 伊藤ていじ著 113頁



 

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