旧渡辺家住宅
Watanabe



 
長野県指定文化財 (平成5年8月12日指定)
長野県岡谷市長地3513-2
建築年代/18世紀中頃
用途区分/在郷武家(諏訪高島藩士・18俵2人扶持)
指定範囲/主屋・土蔵
公開状況/公開

中山道にて塩尻峠を越え下諏訪宿に向かう途中の、旧くは東堀村と称した集落に所在する在郷武家住宅である。当家は江戸後期より諏訪高島藩の郡方下役を務め、住宅も江戸中期まで遡るものと見られるが、その価値はむしろ明治維新後に当家から3人もの大臣を輩出した事に拠るところが大きい。即ち宮内大臣を務めた千秋、その弟で大蔵、逓信大臣の国武、そして千秋の三男で司法大臣となった千冬である。当住宅は彼らの生家であるが故に郷土の誇りとして地元の人々によって守り継がれてきたのである。






 

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