旧竹村家住宅
Takemura



 
国指定重要文化財 (昭和41年6月11日指定)
長野県駒ヶ根市赤穂26 (移築)
旧所在地・長野県駒ケ根市中沢本曽倉大津渡
建築年代/江戸時代(18世紀前半・享保年間と推定される)
用途区分/農家(名主)
指定範囲/主屋
公開状況/公開
夏から秋に掛けて木曽駒ヶ岳の登山口として賑わう中央高速・駒ヶ根ICの西方、大沼湖畔に移築された旧名主住宅である。そもそもは現在地の東方、天竜川対岸の中沢本曽倉集落に所在していたが、昭和43年に長屋門、外便所と共に移された。信州の名主層の住宅は江戸後期には切妻板葺屋根の本棟造が主流となる中で、当住宅はそれ以前の寄棟茅葺屋根の遺構として貴重とされている。上層農家だけあって座敷が整うばかりでなく、馬屋には専用の通り土間が設けられるなど他には無い造作となっている。




 

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