島崎家住宅
Shimazaki



 
国指定重要文化財 (昭和48年6月2日指定)
長野県塩尻市片丘9038
建築年代/18世紀初頭(元禄13年or享保年間<1716-1735>)
用途区分/農家(年番制庄屋)
指定範囲/主屋
公開状況/非公開
塩尻市街の北東、鉢伏山南西麓の緩やかな傾斜地に建つ農家建築である。幕末には年番制ながら北熊井村の名主を務めたということなので上層農家であったことは間違いない。主屋は信州独特の建築様式である本棟造を採るが、当住宅の場合は外観的に雀躍りや懸魚等の棟飾りが無く非常に簡素な印象である。内部においても土間が広く、部屋境の1間毎に柱を建てるなど古式を残す一方、妻入りの表側には突出部を設け座敷を配置していることなどから本棟造が完成に至る過渡期の建前とされている。



 

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