恩田重信生家 Onda shigenobu's parents' house |
登録有形文化財 (平成26年4月25日登録) 長野県長野市松代町松代1506 建築年代/江戸末期 用途区分/武家 登録範囲/主屋・土蔵 公開状況/非公開 松代藩が輩出した明治維新最大の立役者である佐久間象山を祀る象山神社の東、旧竹山町に所在する武家屋敷である。当家から出た恩田重信氏は東京帝国大学医学部製薬学科を卒業し、陸軍薬剤官として奉職。のちに現在の明治薬科大学の前身である東京薬学専門学校を明治35年に設立した人物である。住宅には茅葺の主屋の他に土蔵1棟が残されており、この土蔵は江戸末に城下で栽培が奨励された薬草類を納めるためのものと伝えられる。しかし、こうした背景が彼を薬学の道に進ませたか否かは不詳である。 主屋は江戸末期の建築。 土蔵は薬草を収める蔵で松代では江戸末期に薬草の栽培が奨励された。 東京帝国大学の医学部製薬学科卒業後、陸軍薬剤官を歴任。 明治35年(1902)東京薬学専門学校設立、明治40年(1907)東京女子薬学校設立。現在の明治薬科大学である。 【文化庁報道発表】 明治薬科大学創立者恩田重信の生家で、松城城下の武家住宅の特徴を伝える茅葺の主屋と、薬草を納めた蔵と伝える土蔵。 主屋/江戸末期・明治前期、平成23年改修 土蔵/明治5年・明治43年移築・平成23年改修 |