林家住宅
Hayashi



 
国指定重要文化財 (平成14年12月26日指定)
長野県岡谷市御倉町2-20
建築年代/明治42年
用途区分/実業家(製糸業)
指定範囲/主屋・離れ・洋館・内蔵・穀蔵及び味噌蔵・外蔵
公開状況/公開
JR岡谷駅の北西200m程の住宅地に所在する旧実業家邸宅である。当住宅の主であった林国蔵氏は岡谷の製糸業発展の礎を築いた人物で、明治9年に官営富岡製糸場を模して20人繰の器械製糸工場を天竜河畔に建てたことに始まり、埼玉県深谷にも工場進出、福島県の常磐では炭鉱まで経営したことで知られる。住宅は時代を反映して和洋の建物を併設したもので、特に和風の主屋においては幻と称される金唐革紙を多用した2階座敷や高度な技術で知られる立川流の大工彫刻が随所に施され、秀逸である。




 

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