松下家住宅 Matsushita |
登録有形文化財 (平成17年12月27日登録) 長野県長野市松代町松代946 建築年代/明治末期 用途区分/商家 登録範囲/主屋・作業所 公開状況/非公開 松代藩真田家10万石の城下町に所在する商家建築である。当住宅が所在する一帯は嘗ては鍛冶町と称され、藩政期初期にはその名が示す通り鍛冶屋が軒を連ねていたらしいが、刀鍛冶・鉄砲鍛冶の需要衰退とともに紺屋町から「城の堀水を汚す」という理由により染物屋が移住させられるようになり、主客が逆転したという。当家も染物業を生業とする商家で、主屋の背後には染色作業所が残されている。主屋は桁行10間、梁間5間半にも及ぶ大規模なもので、明治の建築らしく2階の建ちの高さが際立つ建物である。 |