丸山家住宅 (笑亀酒造) Maruyama (Syouki Brewery)

登録有形文化財　(平成21年4月28日登録) 長野県塩尻市塩尻町字町141-1 建築年代/明治後期 用途区分/酒造業 登録範囲/店舗兼主屋・造蔵・穀蔵 公開状況/非公開 中山道の塩尻宿中心部の塩尻陣屋跡に所在する酒造家建築である。当家は明治16年に「嘉根満本家」として創業、「笑亀正宗」の銘柄で酒造を始め、現在も「笑亀」の銘で引き続き操業しておられる。屋敷西寄りの街道に面して重厚な海鼠壁の妻壁を見せているのが穀蔵で、その東側に前庭を介して主屋が建ち、更に背後に桁行き38mもの長大な造蔵が横たわる。主屋は明治後期に建てられた純和風の建築で、昭和前期の改修により一階前面にスクラッチタイルが貼られ若干の洋風が加味されている。 明治16年に塩尻陣屋跡に「嘉根満本家」を創業。 主屋は桁行19m、梁間11m、明治後期の建築に昭和前期に改修。 屋敷は中山道に面す。 主屋脇の穀蔵は大正8年の建築。桁行18m、梁間7.3m。 主屋背後の酒造蔵も大正8年の建築。桁行38m、梁間16mの巨大な建築。 主屋の特徴は、中央の玄関両側にｽｸﾗｯﾁﾀｲﾙを貼り、明治と昭和初期の意匠を融合した重厚な外観。