高義亭 Kougitei |
長野市指定文化財 (昭和54年3月12日指定) 長野県長野市松代町松代1502 旧所在地・長野県長野市松代町御安町 建築年代/江戸後期 用途区分/武家下屋敷(家老下屋敷) 指定範囲/高義亭 公開状況/外観公開 幕末の思想家で、海防攘夷から開国論者に転じて多くの維新志士達を先導した佐久間象山は松代藩が輩出した江戸期最大の偉人である。その生家跡隣接地に創建された象山神社境内に昭和52年に所縁の建物として移築されたのが、松代藩江戸詰家老・望月主水の下屋敷「聚遠楼」の客座敷であった当建物である。門弟の吉田松陰の渡航未遂罪に連座して蟄居を命じられた彼は、ここ高義亭で長州の高杉晋作や日下玄瑞、土佐の中岡慎太郎ら幕末開国の立役者たちと会談したと伝えられる。 |