木下家住宅
Kinoshita



 
駒ヶ根市指定文化財 (平成6年8月24日指定)
長野県駒ケ根市中沢7467
建築年代/江戸後期(安政年間と推測される)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/非公開
駒ヶ根市と大鹿村を結ぶ県道49号線から新宮川に沿って少し北へ入った谷間に所在する農家建築である。東面する山の斜面を削って石垣を積み、僅かな平地を辛うじて確保した敷地には主屋を中心に土蔵や水車小屋、外便所が段差を利用しながら上手く配され、往時の風情を残すだけでなく全体として見栄えのする屋敷構えとなっている。寄棟茅葺の主屋の規模は桁行11間、梁間5間、内部は四間取りとなっており、同じ中沢地区にあった国重文の竹村家住宅と比して僅かに小振りながら外観はやはり近似する。

屋号は「風巻の上」。
安政年間(1854-59)、4代目・六左衛門のときに建築。
屋敷前を流れる川は新宮川。
屋敷内に水車小屋を残す。


 

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