片倉家住宅
Katakura



 
登録有形文化財 (平成11年7月8日登録)
長野県岡谷市川岸上1-21-6
建築年代/18世紀中頃
用途区分/農家(名主)・実業家(製糸業)
登録範囲/主屋・西の蔵・南の蔵・文庫蔵・味噌蔵
公開状況/非公開
明治・大正期の日本にとって養蚕製糸は正に基幹産業であった。そしてその中心には全国の生糸産量の12%を担った片倉組の存在があった。当住宅はその礎を築いた片倉兼太郎氏の住居である。座繰製糸機の発明により産を成し製糸王と称されてからも氏は代々が過ごした当家で起居したという。日本を代表する産業資本家の住宅としては慎ましやかなものと巷では云われることもあるらしいが、代々名主を務めた素封家であっただけに、主屋は間口9間、奥行き5間余りの近世民家建築としては相応の規模となっている。





 

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