井上家住宅 Inoue |
登録有形文化財 (平成19年12月5日登録) 長野県長野市松代町松代1446-4 建築年代/明治前期 用途区分/武家 登録範囲/主屋・表門 公開状況/非公開 当住宅の門前に掲げられた看板によると、当住宅は司法省法学校の1期生で司法省に裁判官として勤務、大阪控訴院評定官を経て関西私学の雄・関西大学の前身である関西法律学校の開設に携わった井上操の生家とある。そういえば、当家から北東に100m程離れた位置に所在する国重文・横田家住宅の主・横田秀雄・正俊親子も最高裁判所の長官を務めた法律家である。どうやら松代という場所は余程に法律家を育むに適した気風がある土地柄なのかもしれない。当住宅は主屋側方部が街路と直に接しており、従来の武家住宅には余り類をみない建前である。 一帯は明治5年の長国寺大火で被災した地域で、以後の建築とされている。 通常、武家屋敷は屋敷と街路を塀で区分するため、主屋が直接に街路に面することは稀である。 建物の規模は桁行7間、梁間5間半。 |